今回おすすめするのは

編集部員OG

サカネ

「だから10年メディアを運営してても飽きないんだと思います」その理由とは!?

今回の カタ ポイント

こんにちは、タカオのカタヲ編集部サカネです。今回は高尾山総合情報サイト「高尾山マガジン」の滝さんと一緒に高尾山登山へ!下りは裏高尾へと通じる蛇滝コースを歩いてみましたが、緑が深くて神秘的な道でした。裏高尾で食べたドーナツもおいしかったなぁ〜!

高尾山エリアの新しい楽しみカタを探求する、私たちタカオのカタヲ編集部ですが、高尾山についてはまだまだ知らないことばかり。改めて高尾山について知ろうと、「高尾山マガジン」の滝さんと一緒に高尾山登山中。

高尾山マガジン代表 滝将之さん webディレクターとして働く傍ら、2011年より高尾山総合情報サイト「高尾山マガジン」の運営を行う。サイト運営のほか、TwitterやInstagramなどSNSでも精力的に情報発信を行っている。

滝さんの解説のもと、上りは1号路で歴史の奥深さや野草の美しさを体感してきました。

下りは霞台から裏高尾へ抜ける蛇滝コースへ。

タカオのオカタ

滝さん

実は昔は、旧甲州街道からこの蛇滝コースの道を上っていくルートがかなり賑わっていたんですよ。

編集部

ジュウカワ

へぇ〜!じゃあ昔はこっちから登ってくる人も多かったんですね。

タカオのオカタ

滝さん

そうですね、文献によると明治・大正時代が最も賑わっていたようです。これは1930年(昭和5年)の地図なのですが、この頃にケーブルカーができて、それから徐々に蛇滝コースを歩く人が減ったのではないかと言われています。

1930年の高尾山地図。右上に「蛇ノ滝」の文字が

タカオのオカタ

滝さん

蛇滝が地図や文献に出てくるのは幕末の頃からなので、その前はどうだったんだろうな〜とよく考えたりします。こういう古地図を眺めて、遠い昔に想いを馳せながら歩く高尾山もなかなか楽しいですよ。

古地図を頭に思い浮かべ、かつてこの道を通ってきた人たちはどんな景色を見ていたのだろうと考えながら、登山道を進みます。

程なくして蛇滝に到着。蛇滝は水行道場となっているので、修行者の方以外は立ち入ることができません。立ち入りOKのエリアからそっと滝を拝みました。※立入禁止区域にご注意ください。

滝だけでなく水の気配のする場が各所にあり、親しみやすさのある1号路とはまた違う神秘的な雰囲気を醸し出していました。

編集部

サカネ

蛇滝コースを歩くの初めてなんですが、歩く道によって高尾山の印象ってまるで違いますよね。

タカオのオカタ

滝さん

そうなんですよ!高尾山登山詳細図を見ると、実は高尾山って周辺も含めると100以上ものコースがあるんです。家も職場も高尾山の近くなのでふらっと歩きに来たりしますが、まだ歩いたことのない道がたくさん。初めて歩く道に足を踏み入れた時の新鮮な感覚が好きなんですよね。

編集部

サカネ

そんなに!? 1〜6号路を歩いて高尾山を制覇した気になってました…。コースそれぞれの景色や世界があるんだろうなぁ。

タカオのオカタ

滝さん

100以上ものコースがある上に、季節や天候によっても雰囲気がガラッと変わりますからね。気軽に登れる山ですが、なかなか登り尽くすことのできない、味わい深い山なんですよ。

裏高尾でおやつを食べよう

のんびり歩いて1時間半。登山道を抜け裏高尾へ。

タカオのオカタ

滝さん

結構な距離歩いて疲れましたね。近くに峰尾豆腐店さんがあるので、そこでおやつを買いましょう。

昭和33年創業。地元の人に愛される峰尾豆腐店

滝さんオススメのおからドーナツとがんもどきを購入。

タイミングよく出来立てのがんもどきをいただけることに!峰尾豆腐店から合流したスエマツ氏がぱくり。このボリューム感、伝わるでしょうか。

編集部

スエマツ

うわ!フワッフワ!!大豆の味が濃いぃ〜。

編集部

ジュウカワ

こっちのドーナツ、おからでしょ!?おからってもっとボソボソしてるイメージだったけど、すっごいしっとり!いや、これ、痩せちゃうわぁ。

編集部

サカネ

せっかくのカロリー消費を台無しにしない神おやつじゃないですか!

お店の向かいの駐車場の隅に、こんなスペースがあるので、おやつを食べながら休憩するのにちょうど良いです。

タカオのオカタ

滝さん

今日はお店がお休みで行けませんでしたが、裏高尾には鹿肉料理を出してくれる「山籟(さんらい)」さんや、無農薬の野菜やお米にこだわった食堂の「あめとつち」さんなど、若い方がやっている飲食店が増えてきて、どんどん面白くなってきているエリアなんですよ。

編集部

サカネ

裏高尾ってあまり馴染みがなかったけど、そんな変化が起こっているんですね。

タカオのオカタ

滝さん

いろんな事情が重なって、高尾山マガジンの活動を一時縮小していたことがあったんですが、数年前から高尾ビールさんやAnswer4さんなど面白そうな人たちが高尾にたくさんやってきて、「高尾に新しい風が吹いてきたな、変化が起こって楽しくなりそうだな」って感じたんです。そこから、高尾山マガジンの運営にまた力入れてみようかなと思って、今に至ります。

編集部

ジュウカワ

今日教えていただいたような歴史ある場所もありつつ、新しいお店ができたり新たな活動が始まったり、高尾は新旧混ざり合いつつある場所なんですね。

編集部

スエマツ

本当に、高尾山は楽しみカタの発掘しがいがある場所ですね!そんな滝さんがこれから高尾でやってみたい事はなんですか?

タカオのオカタ

滝さん

高尾山にはよくいるし色んなことをしてきたけど、高尾山ではテント張るのNGなので、高尾山でテント泊ってしたことないんですよね。タカオネができたら屋上とか中庭でテント泊してみたいなぁ。

編集部

スエマツ

いいですね!開業したらぜひやりましょう!

編集部

サカネ

今日歩いたルートが初めてで新鮮だったっていうのもありますが、歴史や植物のお話、高尾の変化とか、そういう視点をもらいながら歩く高尾山、すごく楽しかったです。滝さんの高尾山ツアーはタカオネでも開催したいです!

10年に渡り高尾山と向き合い続ける滝さんの好奇心、そして10年経っても滝さんを飽きさせることのない高尾山。まだまだ半年の私たちですが、人と街をつなぐメディアの理想的な関係を教えていただきました。タカオのカタヲも、これからもっともっと!がんばるぞーーー!!!

ふらっと行っても楽しい高尾山ですが、色んな情報を持って登るとまた違った景色や世界を楽しむことができますよ。次の高尾山には、高尾マガジンで予習必須です!

登山ルートをじっくり選んで、
https://mttakaomagazine.com/trails

今見られる野草を頭に入れ、
https://mttakaomagazine.com/flower

ランチで行くお店も事前チェックしましょう!
https://mttakaomagazine.com/food

高尾山やそこで働く方々へのあたたかい眼差し。高尾山マガジンが来山者の方だけでなく、地元の方々にも愛されている理由がわかった一日でした。滝さんありがとうございました!

【おすすめ記事】
登るのもいいけど、ちょっと走りたい気分かも…!という方はこちらをどうぞ

こんなことがあった!!編集後記

サカネ

滝さんの高尾山への想いを感じることのできました。とにかくあったかくて愛にあふれてるんです…!高尾山マガジンだけでなく、滝さん自身のファンもたくさんいるんだろうな。(わたしもその一人)

本日のタカオのオカタ

高尾山マガジン 代表
滝 将之さん

webディレクターとして働く傍ら、2011年より高尾山総合情報サイト「高尾山マガジン」の運営を行う。サイト運営のほか、TwitterやInstagramなどSNSでも精力的に情報発信を行っている。

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