今回の カタ ポイント
「高尾山に登る」だけではない高尾山エリアの新しい楽しみ方を探求するタカオのカタヲ編集部。今回はトレイルラン専門ブランドAnswer4の代表で、ご自身もトレイルランナーである小林大允さんと一緒にトレイルランに挑戦してきました!
前回の記事はこちら
いざトレイルランへ!でも、最初の移動はなんと…
スエマツ
いよいよですね!高尾でトレイルランやるの初めてなんで楽しみっす!お店があるのは高尾駅ですよね。登山口までどのルートを走るんすか?
トレイルランをするはずだったのにいきなり公共交通機関に乗ることになり、びっくりする3人。小林さんの先導でいざ京王線へ。
今日のルートは登山口が高尾山口駅からすぐのところなんです。舗装路は走ってもそんなに面白くはないから、電車乗っちゃった方がいいかな〜と。他の地域の山だと駅から登山口までものすごく歩いたり、車がないと行けない場所だったりするから、この気軽さは高尾山エリアならではだと思いますね。
おいしいところだけ楽しめる感じがいいですね。
高尾山口駅を降り、歩いて3〜4分のところに山への入口を発見!
ジュウカワ
駅からこんなに近い場所に登山口があるんですね。しかも住宅街の中に…!
小林さん
山の近さを感じる瞬間ですよね。さぁ、ここから四辻っていう開けた場所までは上りがきついですが頑張りましょう!GO!
スエマツ
イエーイ!!!
サカネ
うう…初っ端から…
ジュウカワ
きつい…
初心者にはちょっときつい上りが続く。ずいずい進む前二人と、すでに不安を感じている後ろ二人との温度差たるや。
大丈夫ですよ!四辻まで行っちゃえばあとはゆる〜く下りですから!登るときはかかとまで完全に付けず、つま先で押さえるように登るのがコツです。
うわっ…!確かに全然違う!目からウロコ!!登り方一つでこんなにも変わるんですね。
そうそう。舗装路の走り方とは全く違うし、街で走るよりもっと感覚を研ぎ澄ませる必要があるんです。
小林さんのおっしゃるように、確かに足元が不安定だからこそ注意深くなり、周りの環境への感受性が高くなる気がしました。土の感触や木々の香りを感じながら、少しだけきつい上りを歩ききり、四辻へ到着!
ちょっと登っただけで気持ちいい景色見れるからいいっすよね〜。タカオネのすぐ裏だから、開業後もお客さんたちとフラッと行きたいな。
朝食後にサクッとひとっ走りとか最高ですね!さぁ、あとちょっと登ったら楽しい下りが待ってますよ!
四辻までの上りが思いの外きつく、もはや声が出ないジュウカワ氏とサカネ。小林さんの「楽しい」を信じ、一歩一歩踏みしめ登ります。
小林さん
よし!最初の下りですよ!滑るところもあるんで気をつけて!
ダダダ
ダダダ
ぴょんっ
さっきまでの疲れはどこへやら。軽快に下りの山道を楽しむ編集部メンバーたち。木の根っこをひょいひょい避けながら走るのはスリル満点!小林さんが走る様子はまるでステップを踏んでいるようでした。さすが!
これ、めっちゃ楽しいですね!!やっと景色を楽しむ余裕も出てきました!あと、小林さんからお借りしたAnswer4のザック、ほんとに揺れなくてすごい走りやすい!
体感してもらえて嬉しいです。ひらけた場所に着いたんで、ここらへんで一休みしましょうか。携帯用のミルを持ってきたんでコーヒーを淹れましょう。
わぁ!山の上でコーヒー淹れるのいいですね!
スエマツ
お!ちゃんと挽けてますね!
小林さん
これを携帯用のドリッパーで淹れたら完成です!
ジュウカワ
途中にこういうアクティビティ休憩があると元気が出ますね!
普段家でやってることも、場所が違うだけでこんなにうきうきするんだなー!
山頂で飲むコーヒー、うまぁ〜!!
ジュウカワ
おいしいコーヒーがあると、なんか甘いものがほしくなりますねぇ。
サカネ
ふふふ、そう言うと思ってましたよ。今日はサカネバスケットの代わりに小林さんにお借りしたザックから…
サカネ
じゃ〜ん!!!
スエマツ
わ!それ、高尾駅で売ってる天狗パンじゃないっすか!うちの妻も大好物なんですよ!
サカネ
今日は走る予感がしたんで、実は朝こっそり買ってきたんですよ。デキる感あるでしょ?さぁ、食べましょ〜!
一言堂(いちげんどう)
住所
〒193-0844東京都八王子市高尾町1201-2アクセス
JR高尾駅北口改札横すぐHP
https://www.jr-foods.co.jp/brand/ichigendou電話
042-669-4701営業時間
全日7:30〜19:30
※詳しい営業時間はお店に直接お問い合わせ下さい。
みんなで仲良く天狗パンをパクリ。
ジュウカワ
!?
サカネ
!!
なんだろうこれ。じゃりじゃりした食感。ザラメかな…?食べたことない感じでおもしろいし、すごくおいしい!!
甘すぎないし、大きさもちょうどいいですね。ちょっと水分ほしくなるけど(笑)
小林さん
普段のトレイルランだと簡単な栄養補給しかしないから僕も新鮮です。よし!腹ごしらえも終わったからダダダッと下りますよ!
初っ端の上りではしんどそうな顔をしていたジュウカワ氏とサカネも…
この笑顔!
この躍動感!
山の男スエマツ氏は、テンション上がりまくり!!
ヒャッホーイ!楽しーーー!!!
みなさんいいですねぇ、調子出てきましたねぇ!
一気に山道を駆けおりて、気がづいたらゴール!
出た場所は住宅地の中にある駐車場。さっきまで山の深いところにいた気がするのに、周りが民家だらけで不思議な感覚です。これがオカタさんがよく言う「山と街が隣り合ってる」っていうことがやっとわかった気がしました。普段歩いている舗装路も、山道を走った後だと全然違うものに感じられます。
約2.5kmのランを終え、Living Dead Aidへ帰還!
今回のルートはこちら
もっと長い間走っている気がしたのですが、改めて見ると1時間も走ってなかったことにびっくり。山の中で流れる時間がゆったりしているからでしょうか…?
みなさんお疲れさまでしたー!さ、走った後のビールはうまいですよ!お好きなのを選んで下さい。
待ってました!!!
世界の銘柄を中心に、常時40〜50種類ほど揃えているというクラフトビール。これだけ種類があると迷っちゃいますね。
スエマツ
いや〜。体動かすってやっぱり気持ちいいっすね!ふたりとも初トレイルランおつかれさまっした!カンパーイ!
サカネ
タカオのカタヲの取材、飲む率高いですよね(笑)。あれ?ジュウカワさんそんなキャップかぶってましたっけ?
ジュウカワ
かっこいいでしょ。今まさにここで買いました。
サカネ
いつの間に…!
小林さん、今日はありがとうございました! 高尾山の登山道以外にも魅力的なコースがあるんだなって思いました!
そうなんです。インタビューのときにも触れましたが、高尾山の登山道と違って今日走ったコースとかは人がぐっと減りますからね。トレイルランが初めてという人にもおすすめです。
平日ってこともあるけど、たしかにすれ違ったのは数人の方だけでしたね。序盤少し大変だったけど気持ちよさも感じられて最高でした!
今日、特に私とジュウカワさんにとっては結構なチャレンジだったんですが、小林さんは今後高尾山でどんな楽しみカタにチャレンジしてみたいですか?
そうですねぇ〜。僕自身もよくトレイルランのレースに出てますが、高尾山で100マイルレースを開催してみたいですね!
それめっちゃいいっすね!走る人だけじゃなく、応援する人も高尾に集まって、街全体が賑わいそう!僕たちは来年夏に向けて「体験を楽しむためのホテル」を作ってるんですけど、そこでも一緒に何かやれたら嬉しいっす!
いいですね!初めてトレイルランに挑戦する人向けの講座を開いたり、ホテルだったら夜の練習会とかもできそうですね。
ホテル タカオネでのアクティビティアイディアも膨らみ、とても楽しく充実した時間を過ごすことができました。
スエマツ
ちなみに、今日のコースってレベルで言うと5段階中どのくらいだったんすか?
小林さん
ん〜。0.2ですね(笑)
サカネ
!?
ジュウカワ
1ですらないんだ…。
トレイルランを極めるための道は、まだまだ果てしないようです。小林さん、今度ぜひ高尾の他のルートにも連れて行って下さい!ありがとうございました!
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詳細ページへこんなことがあった!!編集後記
スエマツ
色んな山でトレイルランを楽しんできましたが、街からアクセスして、すぐ山に入り、下りたらそのまま街を楽しめるのは、高尾山麓ならではだと感じました。初心者でもベテランでも楽しめる懐の深い高尾山は面白い!
本日のタカオのオカタ
Answer4 代表
小林大允さん
トレイルラン歴10年。友人の誘いをきっかけにトレイルランに目覚める。その後、2014年12月にトレイルラン専門ブランド「Answer4」を立ち上げ、2018年6月に直営店「Living Dead Aid」を高尾駅にオープン。選手へのサポートやランニングクラブも主催する傍ら、トレイルランナー向けのマナーアップ活動「高尾マナーズ」にも尽力している。
趣味:ゲームとランニング
高尾の中で一番好きなスポット:日影沢の破線ルート
タカオのオカタ
小林さん
最初は高尾駅から高尾山口駅まで電車で行きますよ〜。
編集部
ジュウカワ
え!電車に乗るんですか!