世界で活躍する高尾在住の日本画家 梅宮順子さん

高尾在住の日本画家 梅宮順子さん

日本画家 梅宮順子さん

編集部

ヤマモト

今日はお時間いただきありがとうございます。お会いしてその場でインタビューをお願いしたら早々に実現してしまいました（笑）。

日本画家

梅宮さん

こちらこそありがとうございます。うまく話せるか心配ですがよろしくお願いします。

今回のインタビューはタカオネ中庭テラスにて行いました。お酒がお好きということなのでタカオネでも取扱いしている「トーキョーハチオウジン」のソーダ割りをいただきながらお話を伺いました。気泡とともに浮かび上がるボタニカルの爽やさは暑い日にピッタリです。（取材当時は夏）

ハチオウジン

トーキョーハチオウジンについてはこちら

作品の制作初期段階ではお酒を飲みながら進めることもあるそうです。少しほろ酔いくらいの方が捗るようです。今度からヤマモトもタカオのカタヲの記事を書くときはお酒を飲もうかと思います（笑）

編集部

ヤマモト

いつ頃から高尾にお住まいなんですか？

日本画家

梅宮さん

22年前からですね。娘が生まれる前後で都心から引っ越してきました。

編集部

ヤマモト

それくらい前だと今とは全然雰囲気が違いそうですね。街の変化はどう感じますか？

日本画家

梅宮さん

だいぶ変わりましたね。でも街のすぐそばに自然があって、人の顔が見えるところは変わらず素敵だと今でも感じています。

タカオネができるずっと前から高尾を見続けてきた梅宮さん。自然と街の距離感が気に入っているとおっしゃいます。梅宮さんのお嬢さんも現在美大でテキスタイルを学びつつ、自身で「AOUMEMIYA」というブランドを立ち上げ活動されているとのことです。親子でアーティストというのも高尾の自然に育まれた結果なのかもしれません。

AOUMEMIYA

AOUMEMIYA Instagram

ITを活用する新しい日本画家

龍角寺の天井図案

編集部

ヤマモト

そもそも『日本画』ってなんですか？日本の絵と聞くと浮世絵や水墨画のイメージがあるんですが。

日本画家

梅宮さん

最近では画材の違いで洋画と日本画を区別することが多いですね。実際には洋画の画材で日本をモチーフとした絵を描くなど区分は曖昧です。

現在ではアトリエでの制作と並行して出身地である福島県の龍角寺の天井画の制作にも取り組んでいます。この制作依頼はInstagramで作品を知ってもらったことが始まりとのこと。

梅宮さんのInstagram

編集部

ヤマモト

海外での展示も頻繁にされていますね。これもきっかけはInstagramですか？

日本画家

梅宮さん

「はい。投稿した作品を見た画廊の方から連絡をいただくようになり展示をするようになりました

SNSで広がる海外での活動。なんとも今ドキな展開です。今後はパリ、スペインなど海外での展示から国立新美術館など国内での出展も予定されています。

そのほかにオンライン日本画教室、NFTアートなどITを駆使した幅広い活動をされています。日本画家として独立する前に様々な経験を詰んだことが今に生きているとのこと。どんなことでも人生では役に立つものだとお話しして感じます。

かんたん日本画教室

代表作「双龍」

『日本画を描く』と聞くとハードルが高いように感じますが梅宮さん自身『もっと気軽に絵を描いて欲しい』『日本っぽいものに拘らなくても良い』とおっしゃっていたのが印象的でした。絵を描くことで人と人との交流が生まれ自然と日常のちょっとした癒しになって欲しいともおっしゃっていました。

この柔らかさと優しさが高尾らしいと感じたインタビューでした。

代表作「双龍」は２枚からなる日本画

現在、タカオネから一駅戻った京王高尾線「高尾駅」南口のカフェ「ヴィ・マエストロ」にて日本画教室を開催。初心者でも楽しめる内容となっていますのでご興味ある方は参加してみてはいかがでしょうか？また、3月には同店舗にてAOUMEMIYAとの親子展（内容未定）を予定しているとのこと。どんな企画になるか楽しみです！

日本画教室案内