今回おすすめするのは

編集部員OG

サカネ

山と働く二人に聞いた、仕事と遊びの境界線が曖昧な働きカタ

今回の カタ ポイント

高尾山の楽しみカタ、特に遊びカタはタカオのカタヲでたくさん紹介してきたけど、働きカタについてももっと知りたい。山の麓での働きカタってどんな感じ?自然と共に働く楽しさって何だろう? 都会に暮らしながら山と働く人と、山の麓に生活と仕事の拠点を置く人。山への関わり方が異なる二人の対談から見えてきたものとは?

山と働く楽しさについて聞いてみた

高尾山の麓で働く楽しさ。もっと広げて、山や自然と共に働く楽しさについて知りたいと思い、「山と働く」を共通項に持ちつつも、働きカタの異なるこちらの二人に話を聞いてみました。

(左)アウトドアカルチャーメディアAkimama編集部の河津さん (右)タカオネのマネージャー兼タカオのカタヲ編集部のスエマツさん

河津さんはアウトドアカルチャーメディアAkimamaの編集をメインとしながら、記事の執筆や、野外フェスの企画運営も行っています。大好きなギアをいち早く見たり触ったりできるのがこの仕事ならではの楽しみとのこと。住んでいるのは23区内。

Akimama

河津さん

全てを完全にアウトドアや山に寄せるのではなく、生活の軸足は都会にあった方が心地良いんですよね。映画館が近くだと嬉しいし、コンビニは徒歩1〜2分にあってほしい。

かたや、タカオネのマネージャー兼タカオのカタヲ編集部のスエマツさんは、暮らしも仕事も高尾が拠点。今は、一緒にタカオネをつくってくれる仲間を採用したり、より面白い場所にするために必要なもの・人・コトは何かを考え、奔走する日々が続いているようです。

編集部

スエマツ

前職は富士山でガイドをやっていたので、僕からすると高尾でも「割と都会だな。」という印象ではあるのですが(笑)、仕事の合間にサクッと山へランしに行けるのはいいですよね〜。

都会に暮らしながら、山に関わる仕事をする河津さん。高尾山の麓に生活と仕事の拠点を置くスエマツさん。関わり方に違いはあるものの、二人の話から伝わってきたのは「好きなことを仕事にする楽しさや豊かさ」や「仕事と遊びの境界線が曖昧な生き方」でした。

山好きが、山を仕事にするまで

焚き火を囲みながら、対談は進みます。

実はこっそり芋を焼いています

編集部

サカネ

お二人は最初から今みたいな働き方をしていたのですか?

Akimama

河津さん

元々はコーヒー関係の仕事をしていました。当時は今と働き方が全然違って、どちらかというと仕事をオフとして捉えていましたね(笑)。平日をなるべくローコストでこなし、金曜日夜から土日にかけてベストコンディションで過ごすという。

編集部

サカネ

完全に趣味の人だったんですね。

Akimama

河津さん

ええ、趣味の山と仕事とは完全に切り分けて考えてました。でもあるとき、「こんなに打ち込めるくらい好きなんだから、山に関わる仕事がしたいな。」と思い、今のアウトドアメディアの仕事を始めたのが3年前くらいかな。

編集部

サカネ

スエマツさんも元は不動産ディベロッパー出身ですよね。そこから富士山のガイドになったことまでは知ってるのですが、なぜそういうキャリアを選んだのでしょうか?

編集部

スエマツ

僕も河津さんと一緒で、平日は東京のど真ん中で働いて、金曜日から山に入って日曜までそこで過ごすっていう生活を繰り返していました。山にいるときはめちゃくちゃ楽しいんですけど、月曜日に夢から覚めるような気持ちで出社しているのが嫌になっちゃって。

薪係になったスエマツさん

編集部

サカネ

なるほど。それで「暮らしを山に寄せよう!」ってことで、富士山でガイドになったんですね。結構な振り幅がありますよね。

編集部

スエマツ

中途半端が苦手な性格で…(笑)。いったん山に暮らしも仕事も全部寄せてみたものの、それはそれでちょっと違うなという感覚もあり、今の働き方に至ります。

編集部

サカネ

最初はタカオネプロジェクトの他メンバーから誘われて関わるようになって、気づいたらタカオネを運営する会社に入っちゃってたんですよね。

編集部

スエマツ

その通り!するするっとそうなっちゃいました。今は、山や自然にもたっぷり触れつつ、ビジネス的なことを考えたり、ちょうどいい塩梅な気がしています。

編集部

サカネ

なるほど、"ちょうどいい"ですか。

編集部

スエマツ

なんていうか、ちょっとプレッシャーがあるからこそ仕事終わりのビールがうまい!って感覚も結構好きなんですよ。オンとオフが混ざり合っているけど、ガイドのときよりはもう少しメリハリがあるというか。

Akimama

河津さん

ちょうどいいって感じわかるかも。今の働き方って、「はい、ここまでは仕事。ここからは遊び。」ってラインが明確じゃないんですよね。例えば、取材に行っても半分遊びみたいな感覚で楽しんじゃってるし、プライベートで山に行っても「あ、この写真は記事に使えるかも。」って無意識に撮影しているときがある。仕事と遊びの境界線が限りなく曖昧で混ざり合っている感じ。

編集部

スエマツ

その感覚わかります。いい意味での公私混同というか。僕の場合、この混ざり具合が心地良い一方で、ガッツリ遊ぶために山へ行くってことが減っているかも…。

Akimama

河津さん

なるほど(笑)。確かに、僕の方が都会と山を行き来している分、山に触れるときの熱量みたいなものが相対的に高くなってるかもしれないですね。

編集部

サカネ

好きなことを仕事にしてる人ならではの感覚ですね。他に「好きなことを仕事にしててよかった!」って思うことはありますか?

Akimama

河津さん

山を仕事にすると、関わる人も山好きが多くなっていくんですよね。仕事を通じて趣味の領域でもどんどん輪が広がって濃くなっていく感覚があります。人間関係の輪が狭くなっているかも…?と思うことはあるけど、基本的には話の合う人と仕事できるから、純粋に楽しいです。

編集部

スエマツ

そう!みんなそうだと思いますが、仕事してても仕事とちょっと外れた話をしたりするじゃないですか。今仕事で会う人とする会話って、興味のない話題がまったくないんですよ。全部聞いてて面白いし、喋りたくなる。自分の感覚に嘘をつかずに働けるのってありがたいなぁって思ったりします。

お二人の話を聞いていると、水彩画のイメージが浮かびます。「働く」や「遊ぶ」っていう色を、自分の心地いいバランスで混ぜ合わあせて、ちょうどいい具合の色を生み出している。スエマツさんが言ってるように、自分の感覚に真っ直ぐ向き合ってるから、きっと濁ってなくて澄んだ色なんだろうなぁと感じました。

仕事と遊びを混ぜながら働きたい人、いませんか?

Akimama

河津さん

今、タカオネのスタッフ募集されてるじゃないですか。スエマツさんはどんな人と一緒に働きたいですか?

編集部

スエマツ

今日話してて、「オン/オフ」に対する感覚が似ている人と働きたいなぁって感じました。僕と同じように高尾山の麓に住んで、全てをここに捧げてくれ!という話ではなく、仕事や遊びを混ぜる塩梅が似ている人というか。

Akimama

河津さん

そのちょうどよさが似てると、働いてる人同士も居心地が良さそうですよね。

編集部

スエマツ

高尾って、包容力のある場所だと思うんです。山と街が隣り合っていて、都心からのアクセスもいい。暮らすにも遊ぶにもいい舞台があって、老若男女色んな人がいる。それぞれの人が高尾のいろんな良さを自分なりに混ぜ合わせているようなイメージ。

編集部

サカネ

そういうちょうどいい自分らしさを作れている人がたくさんいる街だからこそ、「仕事と好きなことを近づけたい、混ぜたい」と思う人が一歩踏み出すのにぴったりの街かもしれないですね。

編集部

スエマツ

ですね!今そうじゃなかったとしても、そういう働き方をしてみたいなって人がいたら、ぜひ会ってみたいです。

終始楽しそうに語っている二人を見ながら、境界線の曖昧な働き方が、彼らがまとっている色鮮やかな空気をつくっているのだろうと感じました。

世の中にはいろんなバランスの働き方があるけれど、「仕事と遊びをもっと混ぜて、境界線を曖昧にしてみたい。」そう思った方はぜひ、タカオネのスタッフに応募してみてください。仕事と遊びが混ざりあった“ちょうどいい”働きカタに出会えるかもしれません。

タカオネのスタッフ募集については詳しくはこちらをご覧ください。

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