今回おすすめするのは

編集部員01

ジュウカワ

選書のプロと探す、「自然の刺激」とマリアージュする一冊とは!?

今回の カタ ポイント

こんにちは!タカオのカタヲ編集部のジュウカワです。普段から本を読むのが好きなんですが、高尾山の自然を満喫しながらの読書を体験してみたいなと思い、編集部メンバーと一緒に「自然の中で読みたい本」を探してきました!

高尾山エリアの新しい楽しみカタを探求しているタカオのカタヲ編集部。

山頂でビアガーデンを楽しんだり、

滝に行って絵を描いてみたり。

普段やっていることも、自然の中でやってみるといつもとは違う感覚に浸ることができます。今回は、馴染み深いものの、インドアのイメージが強い「読書」を高尾の自然の中でやってみることにしました!木漏れ日や風の音を感じながら本を読んだら、きっと気持ちいいんだろうなぁ。

選書のプロを訪ね、本屋B&Bへ

せっかくなら、「自然の中で読みたい、とっておきの一冊」を探したい!と思い、選書のプロを訪ねて下北沢にある本屋B&Bへ。

本屋B&B

住所
〒155-0033 東京都世田谷区代田2-36−15 BONUS TRACK 2F

アクセス
京王井の頭線、小田急線下北沢駅西口から徒歩4分

HP
http://bookandbeer.com

営業時間についてはこちらのページをご覧ください。

本屋B&Bは2012年7月に下北沢に開業した新刊書店。目利きのスタッフさんたちがセレクトされた「これぞ!」という本が所狭しと並んでいます。

本の販売だけでなく、本にまつわるイベントやセミナーの開催、読書の時間を楽しくする雑貨の販売など、「本」の世界につながる様々なサービスも提供されています。ちなみに、本屋B&Bは「BOOK&BEER」の略。ビール片手に本の世界にどっぷり浸れる、新しい形の街の本屋さんなのです!現在はコロナの影響でビールの提供をストップされています。復活が待ち遠しいですね…!

いつもとは違う本選びをすべく、本屋B&Bの共同経営者であり、ブックコーディネーターとしても活躍されている選書のプロ、内沼晋太郎さんにお話を伺いました。

NUMABOOKS代表、ブック・コーディネーター 内沼晋太郎さん。新刊書店「本屋B&B」共同経営者、株式会社バリューブックス社外取締役、「八戸ブックセンター」ディレクター、「日記屋 月日」店主として、本にかかわる様々な仕事に従事。

編集部

ジュウカワ

普段は「こういうジャンルの本が読みたい」とか、「この人の新刊が出たから買いに行こう」とか、ある程度欲しい本のイメージがある中で本屋さんに行くんですが、今回は「自然の中で読みたい本」を探しにきました。シチュエーションに合わせて本を選ぶってことをしたことがないから、なかなかイメージが湧かなくて…。

B&B

内沼さん

なるほど。そうしたら、自然の中で読むときの特徴って何かな?ってところから考えたいですね。部屋で本を読むのと自然の中で読むことの一番の違いは、いい意味で「邪魔される」ことじゃないですかね。

編集部

スエマツ

邪魔、ですか?

風が吹いたり、木漏れ日がゆらゆら動いたり、鳥の声が聞こえたり。そういう環境からの思いも寄らない刺激があることが一番の大きな違いになるんじゃないでしょうか。そういう自然からのおもしろい「邪魔」が入るとして、どんな本を読みたいかなぁと考えて選ぶと普段とは違う本に出会えると思いますよ。

編集部

ジュウカワ

なるほど。普段は重ためのSF作品とか、しっかり入り込む系の本が好きなんですよね。内沼さんの仰っているように自然からの邪魔が入るとなると、ちょっと違う系統の本の方が良さそうだな。

編集部

スエマツ

前はよく山に本を持って行ったりしたけど、最近やってなかった気がします。せっかくだから普段は全然読まないようなジャンルの本を持って行きたいな。自然と本の両方から、思いも寄らない刺激をもらいたいっすね!

編集部

サカネ

私は最近活字から離れていたから、本を読むことに戻れるような一冊を探したいな。いきなり分厚くて難しい本を読んだら、自然の方が気になりすぎちゃって遊んじゃいそう(笑)。

内沼さんの言葉をヒントに、本選びの切り口を見つけた編集部3人。店内をぐるぐるしながらとっておきの一冊探しをはじめました。

普段は「こういう本が欲しい」と思いながら本屋に行くことが多いので、いろんなジャンルの棚をはしごしながら本を選ぶということがとても新鮮。

気になる本を見つけては手に取り、じっくり眺めてみる。山からの風や、川の音、自然からのいろんな刺激を頭に浮かべながらページをパラパラとめくります。自然の中に身を置いている自分を思い浮かべながら選ぶと、いつもなら気にしない、ページをめくる感覚や紙の質感にも神経を研ぎ澄ませていることに気づきました。読みカタを変えると、選びカタまで変わってくるようです。

高尾の自然に包まれて読みたい一冊はこれだ!

店内を隅々まで探し回った3人。まずはジュウカワさんが選んだ本から。

編集部

ジュウカワ

高尾山って信仰と深いかかわりのある山なので、そういう方々がどんなことを考えているか知りたくて選びました。ケトルは単純に今読みたいなと思って持ってきちゃいました(笑)。

B&B

内沼さん

おもしろいですね。高尾山で読む本を、と思って探していたら、高尾山に関係のある本を読みたくなったんですね。お話を聞いていて、「今ここにいること」の感覚を大事にしたくなったんじゃないかなと感じました。

編集部

ジュウカワ

確かにそうですね!言われてみたら確かに、その土地に根付いているものについて知りたいなって思いながら選んでました。

B&B

内沼さん

ジュウカワさんが選ばれた本も面白いんですが、高尾山の自然の中で読むって考えるとこんな本もありますよ?

山伏ノート 坂本大三郎 著

B&B

内沼さん

著者の坂本さんご自身が山伏をやられているんですよ。「山伏ってどんなことを考えて、何をしているの?」ということがわかる本で、こっちの方がさっきジュウカワさんが選んでいた本よりも読みやすいかも。

編集部

ジュウカワ

一つ一つの章が短めで言葉もやさしいから、自然の中で「邪魔」されても読みやすそう!

編集部

スエマツ

同じテーマで本を選んでも、全然着眼点が違うんだなぁ。僕はこの本屋の中で一番興味がわかなかった「数学」や「量子力学」の本を選んでみました!あとは純粋に読んでみたい本を一冊。

B&B

内沼さん

数学と量子力学。なかなかヘビーなものを持ってきましたね(笑)。

編集部

スエマツ

そうなんですよ。全然知らないジャンルの本から刺激をもらいたい!と思って選んだんですが、正直数ページで挫折しそうです…。

B&B

内沼さん

普段自分が読まないジャンルを読むときは、漫画とかエッセイとか、ライトな読み口の本から入るほうがよいかもしれないですね。難しいテーマ×難しい書き方だと、途中で諦めちゃうことも多いし。例えば、数学者の書いたエッセイなんてどうですか?

森毅ベスト・エッセイ 池内紀 著

編集部

スエマツ

わ!ぼくエッセイ大好きなんですよね。他の人の考え方に触れて、「この人はそんな風に世界を見てるんだ!」っていう驚きに出会いたいです。これにしよう〜!

編集部

サカネ

私はとにかく「短い」ってところに主眼を置いて選びました。短い本って何があるだろう?って考えたとき、そういえば中高生の頃よく詩集を読んでたなってことを思い出して、詩集コーナーにはりついてました。

B&B

内沼さん

読書習慣を取り戻すっていうのが目的だとすると、昔慣れ親しんでいたジャンルを手にするのはいいですね。詩は一つ一つが短いので、途中で邪魔されても読みやすいですし。

編集部

サカネ

詩は解釈の幅が広いから、自然からの刺激をもらって読むと、部屋で読むのとは違う感想を持てるんじゃないかなとも思いました。

B&B

内沼さん

いいですねぇ。読書習慣を取り戻すために、実はオススメしたい方法があるんですよ。

月刊 たくさんのふしぎ 2021年3月号 海と川が生んだたからもの 北上川のヨシ原 堀内孝 著・牧野伊三夫 絵

編集部

サカネ

たくさんのふしぎ…。え?児童書ですか?

B&B

内沼さん

そう!児童書っていっても侮れないんです。例えばこの『月刊 たくさんのふしぎ』は小学3年生以上向けの科学雑誌なのですが、毎月様々なテーマで第一線で活躍されている方が執筆されているんです。文章自体は短いけれど、知らないことがたくさん書いてあって、大人になった今でも読み応えがありますよ。

編集部

サカネ

児童書は全く選択肢に入ってなかったけど、写真も絵もすごく綺麗だし、専門家の方が書いている本だからか、内容も確かに面白そうです。

B&B

内沼さん

どんなことも最初はやさしいレベルから始めるじゃないですか。なのに、本選びになるとみんなうっかり大人向けの本を手に取ります。久しぶりに読書をするのであれば、子どもの本から読みはじめるのは、とてもおすすめです。いまは、どんな分野のことでも必ず、子ども向けに書かれた本がありますから。

編集部

サカネ

確かに…。

B&B

内沼さん

せっかく久しぶりに本を読もうとしているのに挫折してしまうと、また続かなくなってしまいますよね。まずは一冊読み切る体験が、次の一冊を読む自信につながります。子ども向けの本であっても、読む私たちは大人の感性で読むから、小さい時とは違った感じ方ができることに気づける良さもあります。

編集部

サカネ

思ってもみなかった出会いで嬉しいです!詩集もたくさんのふしぎも、他の二人が選んだ本と比べて薄いからどっちも買っちゃおう。

「自然の中で読む」という、普段とは違う読みカタを思い浮かべるだけで、今まで出会うことのなかった本に出会うことができました。選んだ本を手にして眺めていると、高尾の自然がすぐそばまでやってきてかのような感覚に。

素敵な本を見つけられて心踊る3人。この本たちを持って、次回はいよいよアウトドア読書会を開催!どんな読書体験が待っているのか、今から楽しみです。内沼さん、ありがとうございました!

【おすすめ記事】
自然に囲まれながらの読書。高尾山に関するマンガを読むのもいいですね。

こんなことがあった!!編集後記

ジュウカワ

本屋B&Bは下北沢で一番大好きな場所で7~8年通ってます!内沼さんは知識・引き出しが広いのはもちろん、すごく上手に読みたい本に導いてくれる魔法使いみたいな人です!また会いにいきますね~!

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編集部員02

スエマツ

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